エアコン洗浄ドットコム
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2018.01.30

アルミフィンクリーナー(エアコン洗浄剤)の希釈倍率について

フロアメンテナンス用のパッドでは「このパッドは何平米使用できますか?」という常套句が有るように、
エアコンクリーニング用の洗剤についても「何倍希釈で使うんですか?」という質問が常に飛び交っています。

殆どのエアコン洗浄剤には苛性ソーダが含まれているので、高濃度では人体とエアコン機材、洗浄機やホースなどに危害が及びます。また、畳にこぼしてしまうと赤黄色に変色してしまうので取扱には大変注意が必要です。

洗剤が効果的に汚れに作用するには濃度と量のバランスが大事になってきます。
通常10倍希釈と説明書きにある場合は、その通りの希釈率で使用してみて、慣れてきたら自分の作業ペース(洗剤放置時間)に合った希釈倍率を選定していくことが良いでしょう。
基本的には高濃度に寄せるのではなく、薄い希釈にスライドさせていくことをおすすめします。

汚れの厚みが有るときは高濃度の洗剤をたっぷり噴霧し、終わり次第噴霧した順に効果を確認しながら低圧ですすぎ洗いをしていくのが熱交換器の薬剤による溶解を最小限にとどめたクリーニングとなるでしょう。
汚れが薄いときは前処理として水を噴霧してから適度な低濃度の洗剤を均一に噴霧しじっくりと洗剤の反応効果が終わるまで待ち、高圧ですすぎ洗いするのがよいでしょう。
洗剤であれ前処理水であれすすぎ水であれ、量が多いほうが汚れをたくさん機材から運び出してくれるので、エアコンクリーニングの完成度が上がります。

低圧洗浄と高圧洗浄の違いは洗剤汚水のすすぎによる跳ね返りを考慮した選定であり、アルミフィンの隙間に汚れの詰まりがない場合は高圧でもすすぎ水が貫通し汚水の跳ね返りが少ないという理論に基づいたオペレーションになります。
圧が高けりゃ早くキレイになるってものでも無いので、身を守るためにも低い圧でエアコンクリーニングの時間的・質的完成度を高めるのがベストだと感じております。