2017年後期の現状、エアコンクリーニング用のアルミフィン洗浄剤としては水酸化ナトリウム/水酸化カリウムを含む洗浄剤とそれらを含まない洗浄剤の2系統が販売されているが、主流はまだまだ前者である。
どちらがどちらかを知るすべはごく簡単で、水酸化ナトリウム(苛性ソーダ)を含む洗浄剤は原液で肌に触れると急激に皮膚がタダれはじめ痛みを生じます。苛性ソーダはアルミを侵食溶解する成分であり、濃度次第では重大事故につながる恐れのある化学物質です。
また、販売形態でも知ることが可能で、苛性ソーダ系洗浄剤はKg売りになっており容器が10リットル20リットルのサイズでもおおよそ8.2リットルや16.4リットルほどしか充填されていません。コレは水酸化ナトリウム/水酸化カリウムの比重が大きく関係しており、18リットルや20リットル満体積にしてしまうと、持ち運びは不便になり、輸送費は高くなりと
メーカーもユーザーも踏んだり蹴ったりになってしまうからだと推測されます。
しかし、希釈は体積ベースなので、ユーザー側のコストパフォーマンス計測は体積単価で行うことが順当である。
最近ではエアコンのアルミ製熱交換器部分に施されている『親水加工』のコーティングを剥がさないことがエアコンクリーニング業界でも必要条件となってきており、水酸化ナトリウム/水酸化カリウムの含有濃度を低くしたり、助剤で浸透圧のコントロールをして熱交換器のアルミフィンを最大限劣化させないように改良が施されてきています。
エアコンクリーニングの依頼者にはエアコン内部に蓄積された汚物と雑菌自体の除去による安全性と、それらにより着色してしまっただけのコート剤部分の安全性の説明を行うにはは、『汚れとは何か?』という概念の持ち方により捉え方が異なってくるので至難の技である。
業界に出回っている製品のキャッチコピーを見ていると、【天然由来成分配合】とか【天然成分100%】とかの記載をよく見かけます。
前者は配合率があいまいで、後者はその成分が抽出なのか合成なのかが不明なのです。(^_^;)
家庭用製品には裏面に業務用途は違う必要な記載情報がありますので天然か合成かがすぐにわかります。(合成洗剤の記載あり)
例:サラヤさんのヤシノミ洗剤(合成記載あり)
業務用製品では記載の必要がなく本当のところが詳細にはわかりません。
知っておいていただきたいのが、洗剤・洗浄剤の成分には
自然(天然)由来の化学物質(天然化学物質)と人工由来の合成化学物質の製品があるという事です。
業務用製品ではココをあいまいにできるため【天然由来の成分】という言葉をよく利用します。
実は【成分は合成できる】ということが詳しく説明されないのです。
小麦粉が入っているような紙袋やポリ容器に入った苛性ソーダーフレークは天然由来の食塩を電気分解などで人工的に合成製法で作った製品です。
自然現象で出来る苛性ソーダは石灰が燃えた後の固形物になります。
人工的に合成した製品は天然の化学式のものもあれば人工的に合成しないと存在しないものがあります。
言葉巧みとしか言わざるを得ない状況が蔓延しているのが現状です。
また石油由来でない天然の植物の抽出成分でもばく露量によっては危険なものはたくさん存在しますのでキャッチコピーの言葉が安全・安心を提供できるとは限らないのがミソなんです。
JTの合成食塩(食塩)は結晶の角が鋭角であることから血管内を傷つけ血小板による修復が度々行われることで、摂取過剰が高血圧・血栓の原因になることで有名です。
コレは天然の塩(岩塩・天日塩)では起こらない現象です。
合成のビタミンなども人間の体質により、吸収できる人と吸収できない人がいてます。天然抽出物で人間に必要な成分は吸収ゲートで保安検査通りますが、人口合成サプリはバレてしまい吸収できないことがほとんどです。(笑)人体は主要成分を自然の食物から自身の体内で生成しているからです。
人体はとても神秘的です(^_^;)
飲み薬よりも注射のほうが薬の効きが断然早いのは、吸収を待ってたらなかなか治らないので、保安検査を通り過ぎて強制吸収させることで病気をやっつけるからです。
合成成分が人体や環境に対してに及ぼす影響はまだまだ検証・考察されていません。
言葉だけが先行して安全やエコを謳っている世の中ってあまりにも怖すぎる現象です(笑)
コピーライターって消費者の最大の敵なんです、実は・・・(笑)
かといって、天然植物からの抽出100%だと、どんだけ森林破壊しとるねんちゅう話になってしまいますけど(笑)