個人起業(企業)者が知るべき商売につきまとうお金の話②
皆さん、売り上げ(商品・サービス代金)を構成する費用の項目って知ってます?
大きく分けると「経費」と「利益」に分けられます。
中でも経費について良く知らない方が多いのでは無いでしょうか?
私が関係している業種である小規模清掃サービス業を例に取り上げて行きますと、
経費には物質的要素で固定費と変動費があり、
①資材費
②移動交通費
③通信費
④広告宣伝費
⑤事務所費
⑥人件費
等があります。
利益にはどういうものがあるでしょうか?
まず1つ目に、【技術料】があります。費という表現はしていない項目です。利益とは費やさない項目です。
その次に大事なのが、合計経費に対して付け加える【比率的利益】があります。
多くの清掃サービス業の経営者が計上していない項目がこの2つになります。
厳しい言葉で言いますけど、日当人件費は【儲け=利益】ではありません。単なる経費なのです。
法人にしておられる経営者さんなら少しは理解できていると思いますが・・・。
【技術料】とは商売を営む上で大事なカンバン価値とでも言いますでしょうか、これを計上出来なければただの日雇いアルバイトと大差ありません。
商売として屋号を持ち、専門業務を生業とするなら【技術料】は断乎として固定化しておくべきです。
経費に対して何%上乗せという【比率的利益】は昨今同業他社やお客さんの持つ値頃感により変動せざるを得ない状況です。
そんな時代の中でもしっかり利益を上乗せして経営しておられる方が大勢存在していることも知っておきましょう。
人間は「知っていること」が基準になり思考します。
知らないから、「知ったか振り」する相手の調子に同調せざるを得ない状況にハマってしまうのです。
【商売】にとって自分の体というは利益の為に利用し、経費で維持するタダの道具にすぎません。
人件費で美味しいものを食べて飲んでするだけで喜んでるようでは一生【商魂】を体感することはないでしょう。